住宅お手入れアドバイス
ワンポイントアドバイス
〜家の事なら何でもお聞き下さい〜
壁紙(クロス)について
垂直の壁には埃がつきにくいと思いがちですが、それは間違いで、知らず知らずのうちに沢山付きます。毎日のことなので、数年経ってから少しずつ感じるものです。そこで、リフォームをしなくても簡単にできるお手入れをご紹介します。
壁紙の種類は数多くありますが一般的に使われているのはビニール壁紙です。普段のお手入れは、ポリバタキで4〜5回ほど振って静電気を起こしてから、はたきがけをして、面倒でも小まめに埃を取ることが一番です。さらに1〜3ヶ月に一度の壁全体の水拭き・洗剤水拭きをすると、長くきれいに保つことが出来ます。放置したままの汚れは落ちにくくなります。
やはり定期的にハタキ・水拭きでお手入れを。長くきれいに壁紙を使いましょう。お部屋が明るくなると、気持ちも明るくなりますよ。
フローリングについて
一般的なフローリングは12ミリ厚の合板の上に、ナラ・ケヤキ・桜などの材料を0.5ミリ程にスライスした化粧版を張り、表面に樹脂加工を施します。
これらの合板を使ったフローリングは、水拭きしないという事が原則です。なぜなら、フローリングの継ぎ目から水が染み込むと化粧版がはがれたり、場合によっては継ぎ目が広がることもあります。飲み物をこぼしてしまった時の水拭きや、硬く絞った雑巾での拭き取りは問題ありませんが、年中手入れをしないでおくと、表面の樹脂加工がはがれたり、化粧版に汚れが染み込み、元に戻すことが出来なくなります。
そのため表面を保護するために皮膜を作り、塗って乾かすだけですむ樹脂系ワックスを塗りましょう。
カーペットの掃除について
まずは掃除機で前後左右から丁寧にかけます。もちろん壁や家具の端に溜まった埃は乾いた歯ブラシでこすりながら取り除きます。
汚れが目に付くようになったら、月に一度くらいのペースで水に塗らしたタオルを硬く絞って、前後左右からパイルを起こすように強めに拭き掃除をすると良いでしょう。強めと言っても強引にしないで下さいね。
晴れた日を選び、風通しをよくして湿気を残さないようにしましょう。
畳の掃除について
ダニ対策のために掃除機を使い、毎日丁寧に畳の目に沿ってかけましょう。
畳のい草は白土をつけて干したもので、これが保護膜となり汚れを防いでいますので水拭きは厳禁です。手入れは必ず畳の目に沿って拭くと長持ちします。また、水につけた新聞紙を硬く絞り、それを畳の所々に撒いて拭くと、汚れや埃が綺麗に取れます。早速試して見ませんか。
お子様と一緒に楽しみながらレッツトライ。エコ生活の工夫をお母様からお子様に引き継ぎたいですね。